ガーナの東に隣接する西アフリカの国、トーゴ共和国。カカオは国の一大産業で、生産量は世界的にみるとそこまで多くはありませんが、年間1万トンほどで安定推移しています。ガーナを挟んで同じ西アフリカの地域に属しているカカオ生産量世界第一位のコートジボワールで2010年に起きた、当時の政府によるカカオ輸出禁止措置やそれに伴い農家がカカオを燃やしてしまう抗議デモなどのいわゆる「コートジボワール危機」では、トーゴの安定した政情や港のインフラが整っていることからガーナを経由してカカオ豆を積んだトラックが頻繁にトーゴまで来ていたといいます。また、現地ではトーゴのカカオの魅力をもっと世界に広げようと、若い青年たちによるBean to Barブランドもできています(CHOCO TOGO)。弊社ではカカオ豆の他、彼らのカカオニブ(ホール)も取り扱っております。
弊社ではカカオ生産者組合支援を行うGebana(ゲバナ)社からカカオを輸入しています。各農家により発酵及び乾燥されたカカオ豆は水分値の確認後、ゲバナ社によって買い取られ、同社の倉庫へ運び込まれます。倉庫では10人から15人ほどの女性が過発酵豆や過小豆などの欠陥豆を手で取り除きます。その後品質管理担当者がカットテストを行い、基準をクリアしたものだけがロット番号管理され輸出されます。
ゲバナ社はトーゴのパリメ市を拠点に1,570名の小規模農家を擁する組合でフェアトレードやオーガニック栽培を推進し、カカオだけではなくパイナップルなど他のフルーツも生産指導することで農家とともに多角的な農業に取り組んでいます。
地域 | プラトー州パリメ市 |
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品種 | アメロナード種 |
発酵方法 | ヒープ法 |
発酵日数 | 6日間 |
攪拌 | 3日に1度 |
乾燥方法 | 竹製のテーブルにて天日干し |
乾燥日数 | 7-8日間 |
選別 | 目視・手選別 |
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認証 | Bio Organic, Fair Trade* *日本国内では取得していません。 |
その他 | ロット番号管理 |
フレーバー | モカ、アーモンド、アーシー |
国内生産量 | 12,000トン(2016/2017) |
収穫期 | メイン 9-3月 サブ 4-8月 |