日本からフィリピンやシンガポールを経由して12時間、パプアニューギニアには800以上の部族が生活していると言われています。第二次世界大戦で日本軍が占領し、敗戦のきっかけとなった地域として有名なラバウルもあり、ご存知の方も多くいらっしゃると思います。(ラバウルに向かう途中いくつもの防空壕後が残っています。)カカオの生産量は約40,000トン(2018/2019推定)でアジアではインドネシアに次ぎ2番目に大きい産地です。コモディティの世界においてパプアニューギニアのカカオは、一般的に乾燥段階で薪を焚くことによるスモーク臭が付いているため高い評価を得られていません。
弊社がご紹介するカカオ豆はスモークフリー(薪を焚いていない)で農薬も使用していないオーガニックの手法で栽培されています。イーストニューブリテン島北部に位置するココポ(ラバウルから車で1時間程度)からヘリコプターに乗り1時間、ポミオという地域で生産されており、村の人はこの地域で伝統的な衣装とダンスで迎えてくれます。2019年度に地元の政府とUNDP(国連開発計画)が参画し、この地域のカカオ産業を活性化させるプロジェクトが始まりました。具体的には発酵所と乾燥施設の竣工が行われ高品質なカカオ豆の生産を後押ししています。
地域 | Poiyo, Pomio, East New Britain |
---|---|
品種 | - |
発酵方法 | ボックス法 |
発酵日数 | 6-7日間 |
攪拌 | 2日に1度(計3回) |
乾燥方法 | ビニールハウス内 |
乾燥日数 | 5-6日間 |
水分値 | - |
---|---|
選別 | 目視選別 |
認証 | N/A *オーガニックの認証は取得していません。 |
その他 | - |
フレーバー | ナッツ、クリーミー、フルーツの酸味 |
国内生産量 | 40,000トン |
収穫期 | 6-7月(年1回) |